Windows」カテゴリーアーカイブ

Windows全般に関するカテゴリーです。

コマンドラインからGSPRINTを使ったPDFの印刷

以前、Adobe Readerを使ったコマンドラインからの印刷を試してみましたが、Adobe Readerを使った印刷はコマンドラインからでもWindowが一瞬表示されてしまうのが気になったので、GSViewに含まれるGSPrintを使う方法を試してみました。

以下はWindows7(32bit版)で試した内容です。

必要なソフトウェア

インストール手順

ダウンロードしたインストーラーを普通に実行すればOKです。

gsprintの使い方

gsprint.exeは、デフォルトの設定でインストールした場合は

%ProgramFiles%\Ghostgum\gsview

にインストールされていると思います。

デフォルトのプリンタで印刷する場合は、単にファイルパスを指定するだけで印刷できます。

%ProgramFiles%\Ghostgum\gsview\gsprint.exe file-to-path.pdf

プリンタを指定する場合は次のようにします。

%ProgramFiles%\Ghostgum\gsview\gsprint.exe -printer "Microsoft XPS Document Writer" file-to-path.pdf

その他、詳細については-helpなどで確認してみてください。

JScriptで使えるパス関連の文字列操作

WindowsにはWSH(Windows Script Host)というスクリプトが標準で搭載されています。WSHでは主にVBScriptかJScriptを使うと思いますが、今回はJScriptでのファイルパスに関連した文字列操作についてまとめてみようと思います。

ファイル名やドライブレターの抽出

サンプルとしてsampleを下のように定義し、fsoを作成します。

var sample = "c:\\aaa\\bbb\\jscript-sample.txt";
var fso = WScript.CreateObject("Scripting.FileSystemObject");

ベースネーム

WScript.Echo('GetBaseName: ' + fso.GetBaseName(sample));

実行結果

example

ドライブ名

WScript.Echo('GetDriveName: ' + fso.GetDriveName(sample));

実行結果

c:

拡張子

WScript.Echo('GetExtensionName: ' + fso.GetExtensionName(sample));

実行結果

txt

ファイル名

WScript.Echo('GetFileName: ' + fso.GetFileName(sample));

実行結果

sample.txt

親フォルダ

WScript.Echo('GetFileName: ' + fso.GetFileName(sample));

実行結果

sample.txt

パスの結合

WScript.Echo(fso.BuildPath('aa', 'bb'));
WScript.Echo(fso.BuildPath('aa\\', 'bb'));

実行結果

aa\bb
aa\bb

スクリプトのパスの取得

WScript.Echo(WScript.ScriptFullName);

実行結果

c:\jscript-sample.js

スクリプトのファイル名の取得

WScript.Echo(WScript.ScriptName);

実行結果

jscript-sample.js

スクリプトの実行

拡張子.jsで下記のようなテキストファイルを作成&実行(ダブルクリック)すると、次のようなダイアログが表示されます。

var sample = "c:\\aaa\\bbb\\jscript-sample.txt";
var fso = WScript.CreateObject("Scripting.FileSystemObject");

WScript.Echo('GetBaseName: ' + fso.GetBaseName(sample));

実行結果はc:\jscript-sample.jsという場所から実行した場合の結果です。