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プロキシ環境もしくはオフライン環境でUnityをインストールする方法

プロキシ環境下やオフライン環境でUnityをインストールする方法について。

Unity Hubを使わない場合/オフラインの場合

まず、インターネットに接続されているPCからUnityのアーカイブページにアクセスしてインストールしたいファイルをダウンロードしておきます。


https://unity3d.com/get-unity/download/archive

最低限必要なファイルは

  • Unity Editor (64-bit)

のみです。

Android/iOS Target Supportなどは必要な場合のみダウンロードしてください。

ダウンロードできたらファイルをインストールしたいPCに持って行ってダブルクリックでインストールできます。

インストール後のアクティベーションはManual Activationを選べばネット環境に寄らずセットアップできます。

Unity Hubを使う場合

こちらのページからUnity Hubをダウンロードして通常通りにインストールします。


https://unity.com/download

インストールできたら下記の内容でバッチファイル(.bat)を作成します。

@echo off
set HTTP_PROXY=http://プロキシのIPアドレス:ポート番号
set HTTPS_PROXY=http://プロキシのIPアドレス:ポート番号
start "" "<Unity Hubのインストール先>\Unity Hub.exe"

Unity Hubのインストール先は実際の環境に合わせてください。デフォルトの設定でインストールしている場合はC:\Program Files\Unity Hub\Unity Hub.exeになるかと思います。

作成できたらダブルクリックでバッチファイルからUnity Hubを起動して必要なバージョンのUnity Editorをインストールしてください。

アクセス制限している場合

プロキシサーバーでアクセス制限している場合は下記のドメインを許可しておく必要があります。

*.unity.com
*.unity3d.com

リンク

Unity – Manual: Offline (manual) license activation
https://docs.unity3d.com/Manual/ManualActivationGuide.html

Unity – Manual: Solving network issues
https://docs.unity3d.com/Manual/upm-config-network.html

GitHubをプロキシ環境下で使う方法

.gitconfigで設定する方法

以下のコマンドを実行します。

$ git config --global http.https://github.com.proxy http://123.456.789.012:1234

もしくは、$HOME/.gitconfigに以下の内容を追加してください。

[http "https://github.com"]
proxy = 123.456.789.012:1234

※プロキシサーバーへのアクセスにユーザー名やパスワードが必要な場合はhttp://username:password@123.456.789.012:1234のような形で設定できます。

.ssh/configで設定する方法

$HOME/.ssh/configに以下の内容を追加します。

Host github.com
ProxyCommand connect -H 123.456.789.012:1234 %h %p

Git LFSをプライベートサーバーで運用する方法について

GitはGitHubを使いつつ、Git LFSはローカルのプライベートサーバーで運用する方法について調べてみました。(VPSなどで運用することもできますが、セキュリティには気を付けてください。)

※GitHubの無料プランではGit LFSのストレージ容量が1GBかつ転送量も1GB/月という制限があり、この制限を回避したいという理由です。

Git LFSに対応した実装はGit LFSのWikiにまとめられていますが、今回はgiftlessというPythonで実装されたものを使ってみました。

giftlessをサーバーにインストール

ソースコードのダウンロード

$ git clone https://github.com/datopian/giftless.git
$ cd giftless

Pythonの環境構築

$ python3 -m venv venv
$ source venv/bin/activate
(venv) $ pip install -r requirements.txt

pip installの代わりにpip3 installとする場合もあります。
invalid command 'bdist_wheel'というエラーが発生する場合はpip install wheelもしくはpip3 install wheelでうまくいく場合もあるみたいです。

giftlessの設定

$ vi giftless.conf.yaml
$ cat giftless.conf.yaml
# Giftless configuration
AUTH_PROVIDERS:
  - giftless.auth.allow_anon:read_write

giftlessの起動

(venv) $ GIFTLESS_CONFIG_FILE=giftless.conf.yaml ./flask-develop.sh

※他のPCからアクセスしたい場合は-hオプションでホストを指定する必要があります。
※ポート番号はデフォルトで5000番となっています。変更したい場合は-pオプションを使います。

(venv) $ GIFTLESS_CONFIG_FILE=giftless.conf.yaml ./flask-develop.sh -h 0.0.0.0 -p 8080

giftlessの起動方法

インストール完了後は下記のコマンドを実行することでgitflessを起動できます。

$ cd giftless
$ python3 -m venv venv
$ source venv/bin/activate
(venv) $ GIFTLESS_CONFIG_FILE=giftless.conf.yaml ./flask-develop.sh -h 0.0.0.0 -p 8080

Git LFSの使い方

giftlessの使い方としては特別なことはありませんが、簡単に紹介してみます。

リポジトリの複製

$ git clone git@github.com:yourname/example.git
$ cd example

Git LFSのインストール

$ git lfs install

Git LFSで管理したいファイルの設定

$ git lfs track file.zip
$ git lfs track "*.bin"
$ git lfs track "data/*"

Git LFSのURLを設定

$ git config -f .lfsconfig lfs.url "http://123.456.789.012:5000/yourname/example"

/yourname/exampleの部分は階層を増やしたり減らしたり好きなように設定にできるみたいです。
git config --add lfs.url "http://123.456.789.012:5000/"とすることもできますが、この場合、新しくgit cloneした時にGit LFSで管理しているファイルの取得でエラーが発生してしまいます。再度lfs.urlを設定した後にgit pullしてみてください。

作業した結果を反映

$ git add -A
$ git commit -m "コメント"
$ git push

Git LFSのアンインストール

$ git lfs uninstall

リンク

Implementations · git-lfs/git-lfs Wiki · GitHub
https://github.com/git-lfs/git-lfs/wiki/Implementations

GitHub – datopian/giftless
https://github.com/datopian/giftless

Git Large File Storage
https://git-lfs.github.com/