Browser」カテゴリーアーカイブ

インターネットブラウザに関するカテゴリーです。

Firefoxの動作が遅い時に試してみたいこと

最近、Firefoxの動作が遅い感じです(特にファイルの保存をする時など)。

調べてみるとプロファイルフォルダーのサイズが数GBを超えていて、その大半がcontent-prefs.sqliteというファイルでした。

サイト毎のズームレベルなどの情報が保存されているファイルみたいですが、削除してリセットすることもできるようなので試してみました。

content-prefs.sqliteを削除する方法

  1. [ヘルプ] » [トラブルシューティング情報] を実行
  2. プロファイルフォルダーディレクトリーの項目にあるフォルダーを開くのボタンをクリック
  3. Firefoxを終了
  4. プロファイルフォルダー内のcontent-prefs.sqliteを削除
    (心配な場合はリネームしておくこともできます。)

自分の環境では嘘みたいに軽くなりました。
最近重くなったなと感じる人は試してみてもいいかなと思います。

リンク

Firefox uses too much memory or CPU resources – How to fix | Firefox Help
https://support.mozilla.org/en-US/kb/firefox-uses-too-much-memory-or-cpu-resources

Firefoxのabout:configについて

Firefoxのabout:configで設定している内容についての覚え書き。
(万人向けのおすすめ設定ということではありませんので、参考にされる場合は内容を確認してから設定してください。)

extensions.pocket.enabled: false (デフォルトはtrue)

Pocket機能の有効・無効を設定します。

参考: FirefoxのPocket機能を無効化する方法

network.connectivity-service.enabled: false (デフォルトはtrue)

Activity Streamの有効・無効を設定します。

accessibility.blockautorefresh: true (デフォルトはfalse)

<meta http-equiv="refresh">による自動更新の有効・無効を設定します。

image.animation_mode: none (デフォルトはnormal)

アニメーションGIFの再生を設定します。
1回のみ再生する場合はonce、全く再生しない場合はnoneにします。

参考: FirefoxでGIFアニメーションを止める

permissions.default.image: 2 (デフォルトは0)

画像を非表示にする。

accessibility.typeaheadfind.soundURL: 空欄 (デフォルトはbeep)

beep音の設定です。
空欄にするとbeep音が再生されなくなります。

参考: LinuxのアプリケーションでBeep音を消す方法

browser.cache.disk.enable: false (デフォルトはtrue)

ディスクキャッシュを使用するかどうかの設定です。

browser.link.open_newwindow.restriction: 0 (デフォルトは2)

新しいウィンドウで表示する代りに新しいタブで表示したい場合は0とします。

Preferencesにも同様の設定がありますが、JavaScriptによる新しいウィンドウの表示に対応したい場合はabout:configから設定する必要があるみたいです。

keyword.enabled: false (デフォルトはtrue)

アドレスバーでのキーワード検索の有効・無効を設定します。

network.predictor.enabled: false (デフォルトはtrue)

先読み機能の有効・無効を設定します。

network.captive-portal-service.enabled: false (デフォルトはtrue)
network.connectivity-service.enabled: false (デフォルトはtrue)

公衆Wi-FiやIPv6などの有効性確認の有効・無効を設定します。

network.dns.disablePrefetch (デファオルトはfalse)

DNSプリフェッチの有効・無効を設定します。

network.prefetch-next (デファオルトはtrue)

先読み機能の有効・無効を設定します。

ui.prefersReducedMotion: 1

読み込み完了時の青いフラッシュアニメーションを停止する場合は1に設定します。

参考: Firefoxでページ読み込み完了時のアニメーションを止める方法

extensions.screenshots.upload-disabled: true (デフォルトはfalse)

スクリーンショットのネットワーク保存の有効・無効を設定します。

geo.enabled: false (デフォルトはtrue)

Geolocationの有効・無効を設定します。

beacon.enabled: false (デフォルトはtrue)

Beaconの有効・無効を設定します。

network.http.sendRefererHeader: 0 (デフォルトは2)

リファラー送信の有効・無効を設定します。

リファラー送信を無効にしたい場合は0、リンクをクリックした時のみ送信したい場合は1、画像を含む全てのアクセスでリファラーを送信したい場合は2にします。

browser.tabs.crashReporting.sendReport: false (デフォルトはtrue)

クラッシュレポートの有効・無効を設定します。

browser.newtabpage.activity-stream.feeds.telemetry: false (デフォルトはtrue)
browser.newtabpage.activity-stream.telemetry: false (デフォルトはtrue)
browser.newtabpage.activity-stream.telemetry.structuredIngestion: false (デフォルトはtrue)
browser.ping-centre.telemetry: false (デフォルトはtrue)
toolkit.telemetry.archive.enabled: false (デフォルトはtrue)
toolkit.telemetry.bhrPing.enabled: false (デフォルトはtrue)
toolkit.telemetry.firstShutdownPing.enabled: false (デフォルトはtrue)
toolkit.telemetry.newProfilePing.enabled: false (デフォルトはtrue)
toolkit.telemetry.shutdownPingSender.enabled: false (デフォルトはtrue)
toolkit.telemetry.unified: false (デフォルトはtrue)
toolkit.telemetry.updatePing.enabled: false (デフォルトはtrue)

Telemetryの有効・無効を設定します。

general.useragent.override

ユーザーエージェントを変更したい場合に設定します。

例えば、IE4のユーザーエージェントに変更したい場合は、

Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)

のような感じで設定します。

Firefoxを起動しないでブックマークを取り出す方法

Firefoxはプロファイルのファイルを移動すれば新しい環境に引き継ぎ(引っ越し)できますが、ノーマル版からDeveloper Edition(もしくは、その逆)に変更した場合は引き継ぎできないようになっています。

その場合でも、同じバージョンのFirefoxを起動してエクスポート&インポートすればブックマークを移行できますが、いちいちインストースし直すのが面倒な場合は次のようにしてブックマークデータを取り出すことができるみたいです。

ブックマークデータが保存されているファイルを探す

Windowsの場合

%APPDATA%\Mozilla\Firefox\Profiles\****.default\places.sqlite

Linuxの場合

$HOME/.mozilla/firefox/****-default/places.sqlite

****.defaultは使っているプロファイル名に読み替えてください。プロファイルが良く分からないという場合は多分1つしか作られていないと思いますので迷うことはないと思います。

places2bookmarks.shをダウンロード&実行する

places2bookmarks.shplaces.sqliteからbookmarks.htmlを作成するスクリプトです。
ライセンスはPUBLIC DOMAIN。数行のスクリプトになっていますので、動作内容を確認してから実行することをおすすめします。

$ bash places2bookmarks.sh places.sqlite > bookmarks.html

※Linuxの場合はsqlite3など必要なソフトウェアがインストールされている場合が多いと思いますが、Windowsから実行したい場合はスクリプトを確認して必要なソフトウェアをインストールしておいてください。

出力されたbookmarks.htmlをインポートする

Firefoxを起動して、Import Bookmarks from HTML...からブックマークをインポートすることができます。

(おまけ)やや危険な方法

異なるバージョンのFirefoxに設定を移行したい場合、やや危険な方法ですが、bookmarks.htmlを作成せずplaces.sqliteを直接コピーしてもブックマークの移行ができるみたいです。
(試してみたい方はバックアップを作成した上で慎重に行ってみてください。)

他、下記のようなファイルもコピーで移行できる場合があるようです。

cookies.sqliteクッキー情報
favicons.sqliteFaviconの画像データ
key4.dbパスワード
logins.jsonログイン情報

※ファイルの互換性がなくなるような変更があった場合は使えない方法です。