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コマンドラインからGSPRINTを使ったPDFの印刷

以前、Adobe Readerを使ったコマンドラインからの印刷を試してみましたが、Adobe Readerを使った印刷はコマンドラインからでもWindowが一瞬表示されてしまうのが気になったので、GSViewに含まれるGSPrintを使う方法を試してみました。

以下はWindows7(32bit版)で試した内容です。

必要なソフトウェア

インストール手順

ダウンロードしたインストーラーを普通に実行すればOKです。

gsprintの使い方

gsprint.exeは、デフォルトの設定でインストールした場合は

%ProgramFiles%\Ghostgum\gsview

にインストールされていると思います。

デフォルトのプリンタで印刷する場合は、単にファイルパスを指定するだけで印刷できます。

%ProgramFiles%\Ghostgum\gsview\gsprint.exe file-to-path.pdf

プリンタを指定する場合は次のようにします。

%ProgramFiles%\Ghostgum\gsview\gsprint.exe -printer "Microsoft XPS Document Writer" file-to-path.pdf

その他、詳細については-helpなどで確認してみてください。

Adobe Readerを使ってコマンドラインから印刷

Adobe Readerは普通のアプリケーションですが、コマンドラインからも実行することができます。自作スクリプトからコマンドライン経由でAdobe Readerを起動してPDFファイルを印刷したりもできますので、いろいろ活用してみてください。

Adobe Readerの実行ファイル

デフォルトの設定でインストールした場合は下記の場所にあると思います。(バージョン10.1.0 Windows版で確認)

異なるバージョンの場合は若干変わっていると思いますのでご注意ください。

%ProgramFiles%\Adobe\Reader 10.0\Reader\AcroRd32.exe

起動オプション

今回の件に関連しそうな起動オプションは以下です。

/p filename.pdf
filename.pdfを印刷する

/t filename.pdf printername drivername portname
印刷ダイアログボックスを表示せずにfilename.pdfを印刷しAdobe Readerを終了する

実行例

example.pdfを印刷するサンプルです。

"%ProgramFiles%\Adobe\Reader 10.0\Reader\AcroRd32.exe" /t example.pdf "Microsoft XPS Document Writer" "Microsoft XPS Document Writer" "XPSPort:"

リンク

Acrobat および Adobe Reader のコマンドラインオプション
http://helpx.adobe.com/jp/acrobat/kb/510705.html