FirefoxをはじめとするWebブラウザには、フォームに入力・送信したデータを2回目以降は履歴から入力するという機能があります。(ユーザー側で機能をOFFにすることもできますし、サイト側で無効にしている場合もあります。)
履歴から入力できるということは、当然ブラウザ内にデータが保存されている訳ですが、この保存されている履歴データを調べたい場合は次のような感じで調べられるみたいです。
履歴が保存されているファイルの場所
Windowsの場合
%APPDATA%\Mozilla\Firefox\Profiles\****.default\formhistory.sqlite
Linuxの場合
$HOME/.mozilla/firefox/****.default/formhistory.sqlite
※****.default
の部分は使っているプロファイル名に読み替えてください。プロファイルが良く分からないという場合は多分1つしか作られていないと思いますので迷うことはないと思います。
履歴の調べ方
formhistory.sqlite
はSQLiteのデータベースになっています。SQLiteに対応したお好みのアプリケーションで表示すれば中身を確認できますが、例えばコマンドラインから調べたい場合は次のような感じで表示できます。
※sqlite3
は操作を間違えるとファイルの書き換えもできます。心配な場合はオリジナルのファイルではなく、コピーしたバックアップファイルで試してください。
$ sqlite3 formhistory.sqlite sqlite> select fieldname,value from moz_formhistory; user_id|123456 userName|yourname email|[email protected] … 以下、省略
上の例ではuser_id
という名前のフォームに入力した値が123456
で、userName
という名前のフォームに入力した値がyourname
ということになります。
ユーザー名などのデータを履歴から入力していたけれど、フォームが改変されて履歴データが使えなくなってしまった場合や、サイトが閉鎖されて履歴が調べられなくなってしまった場合などで困っている場合は試してみてください。