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SystemRescue(Linux)でsshdとかSambaを使う方法

USBメモリーで動作するLinuxディストリビューション「SystemRescue」でSSHとSambaのサーバーを起動する手順についての解説。

SSH

sshdはデフォルトで起動しています。
ただ、パスワードが設定されていないのでpasswdを使って設定する必要があります。

# passwd root
New password:
Retype new password:
passwd: password updated successfully

これでrootでログインして使えるようになります。

sshd_configの変更をした場合など、sshdを再起動したい場合は下記コマンドで再起動してください。

# /etc/init.d/sshd restart

Samba

Sambaはデフォルトでは起動していません。
とりあえずゲストユーザーで読み書きできるようにするには以下のような感じで設定をします。

# mkdir /mnt/samba
# chown nobody:nogroup /mnt/samba
# chmod 777 -R /mnt/samba
# cp /etc/samba/smb.conf.default /etc/samba/smb.conf
# vi /etc/samba/smb.conf
# /etc/init.d/samba start

smb.confの書き方については以前の記事(sambaの使い方メモ)が参考になるかと思います。

Raspberry Piに関するTIPS

Raspberry Piの温度を調べたい

下記コマンドで温度が調べられます。

/opt/vc/bin/vcgencmd measure_temp

アップデート

Raspberry Piにインストールしているソフトウェアをアップデートしたい場合は、下記コマンドを実行します。

sudo apt update
sudo apt upgrade

もしくは

sudo apt update
sudo apt full-upgrade

マウスの動作が遅い

/boot/cmdline.txtusbhid.mousepollの設定を追加して再起動します。

usbhid.mousepoll=0

キーボードのCtrlキーとCapsキーを入れ替えたい

/etc/default/keyboardXKBOPTIONSの設定を追加して再起動します。

XKBOPTIONS="ctrl:swapcaps"

Swapが発生して遅くなった

Raspberry Piでの場合、特にSDカードを使っているとSwapが発生した場合に動作が遅くなる場合があります。

メモリの使用状況はfreeコマンドで確認できますので、Swap領域が使用されている場合は解放してみることで改善する場合もあるかと思います。

$ free
total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:        7905608     1560764     3883220      164912     2461624     5929408
Swap:        102396       32768       69628
$ sudo /etc/init.d/dphys-swapfile restart
$ free
total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:        7905608     1893808     3505060      145496     2506740     5615644
Swap:        102396           0      102396

※うまく解放できない場合はPCを再起動してもいいと思います。

IPアドレスを固定したい

/etc/dhcpcd.confに以下のような内容を追加します。(192.168.1.23は固定したいIPアドレス、1.1.1.1はネームサーバーの例です。)

interface eth0
static ip_address=192.168.1.23/24
static routers=192.168.1.1
static domain_name_servers=1.1.1.1

dhcpcd.confが修正できたら再起動するか、下記コマンドを実行します。

sudo ipconfig eth0 down
sudo ipconfig eth0 up

無線LANのIPアドレスを固定したい場合はeth0の部分をwlan0に読み替えてください。

interface wlan0

SSIDステルス機能を有効にしている無線LANに接続したい

wpa_passphrase "SSID名" "パスワード"

を実行して、表示された内容を/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confに追加します。

もしくは、

sudo wpa_passphrase "SSID名" "パスワード" >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

を実行します。

更に、エディタでwpa_supplicant.confを開いてnetwork={…}内に

scan_ssid=1

を追加し、再起動します。

NFSサーバーとして運用したい

まず、nfs-kernel-serverをインストールします。

sudo apt install nfs-kernel-server

インストールできたら、/etc/exportsを以下のような感じで設定します。(/exportを公開する場合の例です。)

/export 192.168.1.0/24(rw,fsid=0,insecure,no_subtree_check,async)

※NFSクライアントを制限する必要がない場合は192.168.1.0/24の部分を*とします。

設定できたら下記コマンドを実行します。

sudo exportfs -rav

リンク

Network File System (NFS) – Raspberry Pi Documentation
https://www.raspberrypi.org/documentation/configuration/nfs.md

Sambaサーバーにアクセスしたい

とりあえずSambaのファイルを読み書きしたいという場合はファイルマネージャー「PCmanFM」が使えます。

アドレスバーに

smb://192.168.1.23/shared_folder

と入力してみてください。

192.168.1.23はサーバーのIPアドレス、shared_folderはフォルダー名です。

Sambaの使い方メモ

Sambaユーザーの追加

Sambaで使うユーザーを追加したい場合はsmbpasswdを使って次のように設定します。

# smbpasswd -a <username>
New SMB password: ********
Retype new SMB password: ********
Added user <username>.

<username>の部分は追加したいユーザー名に読み替えてください。

ゲストアカウントの追加

パスワードなしのゲストアカウントでログインできるようにするには以下の設定を追加します。

公開フォルダ

[public]
  comment = Public Stuff
  path = /path/to/public
  public = yes
  guest ok = yes
;  writable = yes

ゲストアカウント

[global]
  map to guest = Bad User
  guest account = nobody

シンボリックリンクを有効化

[global]allow insecure wide links = yesを追加の上、シンボリックリンクを利用したいフォルダにfollow symlinkswide linksの設定を追加してください。

[global]
  allow insecure wide links = yes
[public]
  follow symlinks = yes
  wide links = yes